| ●和歌祭保存会発足の背景
市の南部海岸線に位置する「和歌の浦」は万葉の時代から有名な景勝地であり、昭和30年代の高度成長期には一時的な繁栄を手にいれることもできましたが近年の過疎化、衰退傾向は目を覆うばかりです。現在のこの状況に至った原因の一つが「文化との共生」をおざなりにした為だと考えることもできます。経済的なまちおこしが全国各地でクローズアップされていますが当地「和歌の浦」では伝統文化を中心とした取り組みが地元の活性化に繋げようとする取り組みをはじめております。
江戸時代より和歌の浦は「関西の日光」として、紀州徳川家の加護のもと文化が華咲いた地域であります。その象徴的な存在が「和歌祭」であり、別名、紀州の国祭、権現祭とも呼ばれ江戸時代には日本3大祭に数えられたほどの大祭です。その始まりが戦国時代とさほど遠くなかったせいか、行列の中にその頃の様子が伺える種類もあって他のお祭との顕著な相違点を見ることができます。
紀州の人々により、全国的に類を見ない祭として誇りをもって受け継がれてきたこの「和歌祭」を様々な貴重な伝統芸技とともに将来の子々孫々へ受け渡そうと昭和60年に発足したのが「和歌祭保存会」であります。そして各方面の方々のご尽力により平成2年には和歌浦の地で盛大に復活させることができたのです。以降、「本祭」には1300余名、「大習(おおならし)」には800余名もの構成で渡御行列ができるようになっております。
●和歌祭保存会(事務局:東照宮)
〒641-0024 和歌山市和歌浦西2丁目1-20 TEL:073-444-0808
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